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ワンダーフォーゲル、水の中

愚鈍にして凡庸な阿呆の浅薄にして冗長な駄文

ポストフジファブリック。 その2

音楽

今の20代の新人バンドの中のほとんどは、その多くがアジカンBUMP OF CHICKENRADWIMPSくるり東京事変(椎名林檎)、フジファブリック、9mm、andymoriゆらゆら帝国ELLEGARDENPOLYSICSなんかの影響を多かれ少なかれ受けている。



その一つ上の世代のNumber Girlに影響を受けたとわかるバンドも多い。


BEAT CRUSADERSや、その下の世代のFACTやベガス、ワンオクなんかもそういう“影響を与えた”バンドに含まれるんだろうし、最近盛り上がりつつあるメロコア・パンク界隈であれば locofrankロードオブメジャージャパハリネットなんかも現在の邦楽に影響を与えているのかもしれない。

 

 70〜90年代の洋楽だけに影響を受けたという新人バンドマンもいるのかもしれないが、そんなメンバーだけで構成された若者バンドなど本当に稀だ。

 
 

フジファブリックアジカンバンプ、ラッドに次いで今のバンドマンに大きな大きな影響を与えたと言っていい。

 

これは実際にオリジナルのバンドを組んで活動している僕が言うんだから間違いない。

 

 

志村の音楽は現在のバンドマンたちに対して本当に大きな影響を与えたのだ。

 

 

実際にフジファブリックに大きく影響を受けたと断言してポストフジファブリックを狙っている(ように見える)バンドは多い。

 

 

 

例えば、パスピエやフレデリックは作曲者がフジファブリックを意識したと断言しているし、実際にオマージュだとわかるリフが多くある。

 

 

パスピエのトキノワなんてBメロはフジファブリックの『記念写真』が明らかに意識されてるし、サビのアレンジは『星降る夜になったら』に近いものがある。

 

 

 

 

強烈なリフを繰り返して中毒性を持たせているのもフジファブリックの十八番だ。

 

もちろん、リフを繰り返しまくること自体はフジファブリックが第一人者なわけでもないが、明らかにこの曲はリフやサビのメロディが頭にこびり付くように作ってあって、そういった中毒性を持たせるという意味合いでは明確にフジファブリックが意識されているといえる。

 

 

 

もちろんパスピエフジファブリックだけでなく相対性理論なんかの潮流は組んでいると思うし、それらをきちんと消化してアウトプットしているので聴いていて心地いい。

 

 

 

個人的にも、ポストフジファブリックを挙げるならばパスピエが第一だろうか。

 

CDのセールスやフェスやライブの動員的にもポストフジファブリックと呼ばれそうなバンドの中では最も強いと言える。

 

ブレイク自体は落ち着いてきているので、バンドとして残るにはこれからが少し踏ん張り所と言ったところか。

 

 

 

第2にポストフジファブを挙げるとすれば先述したフレデリックだろう。

彼らといえばこの曲。

 
 

 
 

この曲、聞けば分かる通り、中毒性が半端ではない。

 

 

繰り返され続けるギターのリフ。怪しく鳴らされるキーボード。心地よく蠢くベース。煮え切らないような間奏から爆発する大サビ。こぶしの聞いた歌い回し。

 

 

 

そしてMVで無表情で踊る美少女。

 

 

完全にフジファブリックの銀河だ。

 

 

 

 

 

もちろん銀河だけではなく、随所に『東京炎上』『パッションフルーツ』なんかを意識してあるような要素が見受けられる。

 

 

この曲が発表された2014年は丁度、KANA-BOONやグドモみたいなバンドに見られるように爆発的に裏打ちが流行っていて、この曲は裏打ちがわかりやすく的確に使われている。

 

 

この曲はバズりまくり(マジで一年近くYouTubeのオススメ動画に表示されていた)、彼らを一気にスターダムへと連れていった。

 

 

それだけでなく、歌詞から意味を排除し、サビ前のBメロすら排除してギターのリフとサビのメロディだけが頭にこびり付くように計算ずくで作られている。

 

 

こんな曲、バズるのも当然というレベルでよく出来ている。後ろで弾いてるベースめっちゃカッコイイ。

 

 

純粋なフジファブリックの流れを汲むバンドとしては間違いなくフレデリックだろう。

 

この曲以降に出したオワラセナイト、オンリーワンダー等も似たような具合の、あまり歌詞に意味を持たせないような言葉遊びと中毒性だけにフォーカスしたようなダンスナンバーを徹底して行っている。

 

 

そういう意味ではフジファブリックよりも音楽性が狭いが、そういった音楽を深くやっているような印象。

 
 

バズった規模の割には幅広い層にウケるわけではないだろうなという感じもする。

ともすれば同じような曲ばかりやっているともとられずこれから少し苦しいかもしれない。

 

しかしまだまだ若手の中の若手なのでこれからどんな曲を出すか期待はある。

 



さよなら、また今度ね というバンド。かわいい。
もう解散してしまっているが、彼らもフジファブリックの影響を受けているのだろう。
 

 

この曲を初めて聞いた時、本当に衝撃的だった。この怒涛の展開はandymoriなんかの影響もあったのかな?

 

 

僕がたまらなく好きなのはこの2曲。

 

 

 

 

 

歌詞がすこぶる良い。


ボーカルの菅原はめ組というバンドを組んでいる。ギターの菊池はデビーヘムロックというバンドを組んでいて、どっちかといえば後者の方がフジファブリックっぽさを感じる。売れてほしい。

 

ほかにもモルグモルマルモなんかも明らかにポストフジファブリックを狙ってるだろう。これまたかわいいバンド。

 

 

 

 

マカロニえんぴつ というバンドも鍵盤ロックという点では近いものがある。
フジファブリックよりも竹内電気 的なポップさがある。


 

しかしながらどのバンドも、ポストフジファブリックと呼ぶには何か違う。

 


志村が亡くなった直後にアルクアラウンドで一気に知名度を上げたサカナクションもはじめの頃はフジファブリック難民を取り込む中で、フジファブリックに近いなどと言われることもあったが、アルクアラウンドを含んだアルバム『kikUUiki』はもう彼らにとって5枚目のアルバムだったし、ポストフジファブリックではないと思う。


まあ確かにシンセポップとしては同じジャンルに括れるかもしれないし、サカナクションの文学的な歌詞と私小説的な歌詞に通ずるものはあるかもしれない。
アルバムの隙のない構成なんかも通ずるものはある。




個人的に似てるとは思わないし、たぶんルーツも違うんじゃないかなあと思う。



恐らく志村も山口一郎もその時代に好まれるような音楽をアウトプットした結果、(聞く人によっては)近いものが出来上がったというだけだろう。



結局のところ、現在のフジファブリックがポストフジファブリックとして最前線にいるのかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最近のフジファブリック

志村を失い完全に総くんだけが歌っている『STAR』『VOYAGER』以降、フジファブリックを離れたというリスナーも少なくないが、正直にいって今のフジファブリックは以前のフジファブリックに負けるとも劣らない圧倒的なクオリティの曲を出している。(完成度にムラはあるが)

 

こういう言い方は好きではないが、志村の頃のフジファブリックを聞いていて現在のフジファブリックから離れたリスナーは損している。

 


フジファブリックを聴かなくなった人がもしこのブログを見かけて、この最後まで辿り着いたなら、是非ともいまのフジファブリックの曲に触れて欲しい。

 

 

 

そういう記事でした。
動画貼りすぎて重たいね。ごめんね。おしまい。

 

 

 

 

 


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